冠動脈CT

保険診療上のCPAPの開始基準
  1. 在宅持続陽圧呼吸療法とは、睡眠時無呼吸症候群又は慢性心不全である患者について、在宅において実施する呼吸療法をいう。
  2. ウ 以下の(イ)から(ハ)間でのすべての基準に該当する患者。ただし、無呼吸低呼吸指数が40以上である患者については(ロ)の要件を満たせば対象患者となる。
    • イ 無呼吸低呼吸指数(1時間当たりの無呼吸及び低呼吸数をいう)が20以上。
    • ロ 日中の傾眠、起床時の頭痛などの自覚症状が強く、日常生活に支障を来している症例。
    • ハ 睡眠ポリグラフィー上、頻回の睡眠時無呼吸が原因で、睡眠の分断化、深睡眠が著しく減少又は欠如し、持続陽圧呼吸療法により睡眠ポリグラフィー上、睡眠の分析が消失、深睡眠が出現し、睡眠段階が正常化する症例。
      いい眠りしてますか?
      長く眠ることと、良い睡眠をとることは違います。
      • 悪い眠り
      • 日中の眠気
      • 疲れやすさ
      • 目覚めの悪さ
      • いびき
      • 夜間の呼吸停止

      睡眠時無呼吸症候群とは

      • 睡眠時無呼吸症候群は読んで字のごとく「睡眠時」に「無呼吸」状態になる病気です。
      • 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは睡眠中に10秒以上の呼吸が停止、つまり無呼吸が1時間に5回以上繰り返される病気です。
      • 主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。
      • SASは生活習慣病と密接に関係しており、放置すると生命の危険に及ぶこともあります。
      • SAS特有の眠気は交通事故を起こす危険もあり、早期に適切な治療をすることが大切です。
      • 原因としては睡眠時無呼吸は、上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こります。閉塞の原因は、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい(巨舌症)、鼻が曲がっているなどがあげられます。
      • 欧米人のSAS患者さんは肥満している人がほとんどですが、日本人の中には顎が小さい(小顎症)ため、気道がふさがれやすく、やせているのにSASである方もいらっしゃいます。 ですので、SASの患者さん全員が太っていると思うのは間違いです。
      •  睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断基準としては、“一晩7時間の睡眠中に、30回以上の無呼吸を認める”あるいは、“1時間あたりの睡眠中の無呼吸数が5回以上”が用いられています。

      診断、検査について

      こういった症状がある方に、睡眠時無呼吸症候群であるかどうか検査が必要ですが、当クリニックで検査のための、小さな機械をお貸しします。それをご自宅で寝る前につけていただき、翌日、当クリニックにご持参いただくと、その機械に保存されたデータをコンピューターで解析し結果をご説明します。
上部へスクロール